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2026年2月1日日曜日

エレウォンのレビュー

エレウォンは、全体的にとても美しいアートスタイルに惹かれて、強く興味を持った作品でした。CLOCK UPの作品の中では、『Euphoria』や『Maggot Baits』のような有名で人気のあるタイトルと比べると、かなりアンダーグラウンドな存在だと感じました。
だからこそ、良い意味で驚かされました。このゲームのアートは本当に素晴らしいです。ただ、実際にプレイしてみると、全体的な体験としては少し物足りなさを感じてしまいました。



もちろん本作は日本語のみでのリリースでしたが、私が特に楽しめたのは、民俗学的な要素や、村に伝わる不気味で神秘的な風習・儀式を描いたストーリーでした。そうした点がとても興味深く、魅力的だと感じました。
また、物語の舞台が戦国時代を思わせる時代設定である点もとても好みで、このような歴史的背景を持つ作品は個人的にかなり楽しめます。
そういう意味では、本作は『贄の匣庭』を少し思い出させる作品でもありました。

『Erewhon』は少し奇妙な始まり方でした。というのも、ゲームで最初に登場する女性ヒロインと出会ってすぐ、いきなりHシーンが始まるからです。キャラクター同士は、せいぜい10分ほど会話して少しやり取りしただけなのに……正直、最初はかなり引いてしまいました。
その後、物語が進むにつれて、主人公は旅の途中で迷い込んだだけなのに、村では「神」として崇められている存在だということが判明します。
どうやら『Erewhon』は、ある男性が未知の異国の地を発見するという内容の実在する小説を元にしているようです。


主人公は、村長によって作られた儀式のために、二人のヒロインに世話をされ、その中から「妻」として選ばれることになります。ネタバレを避けると、物語の大筋はだいたいそんな感じです。 民俗学的な設定や伝承はとても興味深かったのですが、ところどころかなり複雑で分かりにくい部分もありました。一方で、特に不快に感じたのは近親相姦のHシーンで、正直かなり居心地が悪かったです。それに、レイプ描写の量も異常に多いと感じました。もしHシーンの大部分を削って、物語にもっと焦点を当てていれば、ずっと良いゲームになっていたと思います。
物語自体は終盤のルートやエンディングでようやく盛り上がってきますが、そこに至るまでのバランスが悪く、全体としては少し惜しい印象でした。


評価:6/10 ― EREWHON

物語の終盤近くにあったどんでん返し自体は好きでしたが、もう少し演出や描き方が上手ければよかったのに、と思いました。